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6. まとめ

今回は運用期間が短かいこともあって、いきなり全面導入に踏みきったのですが、 これはちょっと勇み足だったようです。L4スイッチで一部のネットワークのみ トランスペアレントキャッシュするのは簡単ですから、将来導入するときは、ま ず情報処理センターと情報教育棟内から始めて徐々に範囲を広げていく、といっ た戦略が必要だと思います。

また今回は実験できなかったのですが、 L4 スイッチの負荷分散機能はなかなか 興味深いので、機会があったら是非試してみたいと考えています。

キャッシュサーバについては、一橋大学の現状では、スペック的には一番低い機 種でも十分運用できることがわかりました。 ただし、キャッシュ領域は少なくとも数十GBは欲しいところです(6GB では2日と 持たずに一杯になりました)。このへんがアンバランスで、各社の製品ラインナッ プを見ても手頃な製品がないようです。 ちょっと手間ですが、キャッシュサーバは自作した方がよさそうです。

末尾になりますが、今回の実験用に試用機を貸し出していただいた NECエンジニアリング(株)のご好意に感謝します。



nagoya@cc.hit-u.ac.jp