2. 試験運用のあらまし

2000年2月9日(水) から 2000年2月22日(火) までの2週間弱の間、Web トランス ペアレントキャッシュシステムを試験運用しました。 なにぶん、機材を貸してもらえるという話が急に出たことと、年度末で他の仕事 がいろいろ溜っていた関係で、あまりきちんとした運用ができず、単に 導入して動かしてみました、というレベルに留まってしまったのが残念です。 ちなみに今回借用した機器は以下のとおりです。

• L4スイッチ: NEC SS8000/210 (Fondaly Server Iron XL の OEM)
  
  • PowerPC / FastEthernetポート×16 / スループット 2Gbps
• Webキャッシュサーバ: NEC NS8800/CA100
  
  • Pentium III / RAM 256MB / HDD 8GB (内 6GB をキャッシュ用に利用) / Windows NT

NS8800 については試作段階であるとのことですから、以下で述べる記述は 製品版にはあてはまらない可能性が高いです。

SS8000 を使い、Mercury 内から外部の TCP 80 番ポートへ流れるトラフィッ クはすべて NS8800 へ転送するようにネットワークを組みました。 NS8800 の方は、本来いろいろチューニングすべきなのですが、諸般の事情(単に 閑がなかっただけともいう)でほぼデフォルトの設定のままで運用を開始しました。