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: 4. 切り替え前後 : インターネット接続の強化 : 2. いままでの接続形態

3. 現在の接続形態

近頃(でもないですが)、NTT その他の通信業者は ATM 専用線のサービスを提供 するようになりました。ATM というのは Asyncronous Transfer Mode の略称で 次世代ネットワークとして一時は随分騒がれたものです。

この6月から契約している、国立と調布間の専用線サービスは NTT の ATM メガ リンクというもので、まさにこの ATM を利用しています。 けれども ATM の売りであるいろいろな特徴 -- QoSや音声(電話/FAX)との統合 などなど -- は一切利用していません。

ではなぜ ATM に乗り替えたかというと、接続料金が安いからです。通信業者 や接続形態で多少異なりますが、デジタル専用線 1.5Mbps とほぼ同額の料金で 倍の 3Mbps の回線速度を買うことができます。ちょっとばかり料金を上乗せ (10%程度)すれば 4 〜 8Mbps 程度の回線速度を得ることも可能です。 ただし ATM ネットワークに接続するための機器が必要です。 ATM のネットワーク機器はちょっと前まではかなり高価でしたので、なかなか手 が出ませんでした。けれども、近頃は数十万円程度で入手できるようになりまし たので、そろそろ潮時と考えてATM 機器の導入と接続形態の変更に踏み切りました。

現在の契約回線速度は 6Mbps と、従来の一挙4倍 (いろいろオーバーヘッドがありますので、きっちり4倍になっているわけではあ りません) になっていますが、料金的には以前の13%増しに留まっています。NTT 以外の通 信業者だとさらに安くなるのですが、長期契約の途中解約に必要な違約金の支払 いなどで、事務的にいろいろ障害があったため、今回はあきらめました。



nagoya@cc.hit-u.ac.jp