next up previous
: 2. いままでの接続形態 : インターネット接続の強化 : インターネット接続の強化

1. 一橋大学とインターネット

図 1: インターネット接続とキャンパス間の接続
\scalebox {0.7}{\includegraphics{connect.eps}} \scalebox {0.7}{\includegraphics{connect2.eps}}

一橋大学は図1のような形でインターネットへ接続しています。 ここで SINETというのは学術情報ネットワーク -- Science Information NETwork -- の略称でして、文部省傘下の学術研究専用ネットワークです。大部分の国公私立 大学は、この SINETを通じてインターネットへ参加しています(2000年3月末現在で 752 機関が加入)。 SINETのメリットは安いということに尽きます。なにしろ加入料や会費は 無料ですから、いくら安価な ISP の増えている現在でもここより安いと いうことはまずないでしょう。貧乏な一橋大学にとって神様のようなものですね。 しかし、 SINETが面倒をみてくれるのは「ノード」というところまでです。 ノードというのは各地域に設置されている SINETへの接続点のことで、 現在、国内35個所に設置されています。このノードからキャンパスまでの間は自 前でなんとかしなくてはなりません。

神田キャンパスは、 SINETを運用している国立情報学研究所(旧学術情報センター )と、神田一ッ橋の学術総合センター内で同居していますので、100BASE-FX(国立 キャンパス内のたいていの LAN よりずっと高速です)で SINETに直結していま す。建物内の配線だけですから接続費用は一銭もかかっていません。 小平キャンパスは、2年前のキャンパス統合(国立移転)以来、ネットワーク的に は孤島となっています。というわけでこちらも一銭もかかりません。

さて、国立キャンパスの場合です。最寄りの SINETノードは調布市の電気通信 大学になります。したがって国立と調布の間(直線で約10km、電話回線としては 14km)の接続を自前でどうにかして確保する必要があります。



nagoya@cc.hit-u.ac.jp